★ 痛みはないのが“健康な生理”★
中医学では、 女性の身体は7年ごとに節目を迎え、変化が現れると考えます。
7歳ごろに歯が生え変わり、14歳ごろに初潮、 21歳ごろに成熟期を迎え月経は安定して、35歳頃までが出産適齢期となります。
その後は腎精(=妊娠力)が少しずつ衰えはじめ、49歳くらいになると閉経になります。体に不調があると、これよりも早く生理が終わったり、老けたり、更年期障害が激しくなります。
生理のリズムも同じように「7」の倍数が基本。
個人差はありますが、 健康な生理の日数は7日前後、生理の周期は28日(7の4倍)前後が一般的です。
経血の量は多すぎず(多い日の日中2時間をロングナプキンで過ごせる程度)、色は赤色で粘りや大きな塊がないのが普通です。
中医学では痛みのある生理を「痛経」と呼び、「生理痛」は “ない” のが正常な状態と考えます。
生理痛がある、周期や日数が乱れる、量や色が気にかかる、といった場合は要注意。
自分の体質や体調を見直し、タイプ別に養生することで、生理痛を根本から改善しましょう。
ただし、我慢できないほどつらい生理痛は、 子宮内膜症などの病気が原因となっている場合もあるので、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
■ 気の流れが悪いタイプ~ストレスが原因の生理痛 ■
◎主な症状
○ストレスに弱い ○生理前にイライラしたり落ち込む ○胸やお腹が張る
○不眠や過食になる ○にきびや肌荒れがおこる ○便秘下痢がきつくなる
○生理がくると急に楽になる ○生理周期は不定 ○経血量は普通
◎おすすめの食材
マイカイ茶、仏手茶、セロリや春菊、三つ葉などの香り野菜、苦瓜、
オレンジやユズなどの柑橘類、ジャスミン茶などの気の巡りがよくなる食材
◎おすすめのアロマ
ベルガモット オレンジ クラリセージ カモミール ペパーミント
イモーテル スパイクナード ネロリ フランキンセンス メリッサ
ヤロウ ラベンダー ローズ マジョラム
◎おすすめの漢方薬
加味逍遙散 抑肝散など
■ 血の流れが悪い~お血タイプの生理痛 ■
◎主な症状
○顔色がくすんでいる ○普段から肩こり・頭痛がある ○筋腫や内膜症がある
○シミソバカスが多い ○経血量が多くレバー状の塊が混じる
○きつい痛みが生理前~出血量が多い間は続き、ダラダラとすっきり終わらない
○生理前にお腹がふくらむ・生理が来そうで来ない ○生理周期は長め
◎おすすめの食材
マイカイ茶、あじ、さんま、イワシ、玉ねぎ、ラッキョウ、かに、桃
◎おすすめのアロマ
ローズ サイプレス レモン ジュニパーベリー クラリセージ
◎おすすめの漢方薬
血府逐お丸 桂枝茯苓丸 冠元顆粒 など
■ 体の陽気が不足して冷えたタイプ~腎陽虚の生理痛 ■
◎主な症状
○手足やお腹が冷える ○元気が無い ○疲れやすい ○風邪をひきやすい
○寒さや冷房が苦手 ○腰や膝がだるい ○頻尿 ○低体温 ○不正出血
○生理周期が早くくる、ダラダラ止まりにくい ○生理前になると冷える
○生理時は下腹部が強く痛み、温めると楽になる ○経血量の色は浅暗
○経血量は多いか少ないか極端 ○生理時はだるくて眠く下痢しやすい
◎おすすめの食材
体を温める生姜やネギ、ニラ、くるみ、羊肉、鶏肉、栗、黒砂糖、黒ゴマなどの
食材の他、血行を改善するサバやイワシなどがおすすめです。
◎おすすめのアロマ
ジンジャー、ジュニパー、ローズマリー、マジョラム、フェンネル、ローレル、タイム
◎おすすめの漢方薬
参茸補血丸、八味地黄丸、海馬補腎丸など
■ 血液・エネルギー不足のタイプ~気血不足の生理痛 ■
◎主な症状
○かすみ目、疲れ目 ○顔色が悪い ○冷え性 ○手足がだるい ○立ちくらみ
○抜け毛や白髪 ○動悸がする ○めまい ○不眠 ○倦怠感があり、顔色は青
白い ○不安感 ○経量は少なく色は淡い ○生理の中ごろ~後半に痛む
○生理周期が長い
◎おすすめの食材
・造血作用のあるものを食べましょう
ナツメ茶、竜眼茶、金針菜、ぶどう、栗、牛肉、牡蠣、にんじん、レバー、
黒豆、黒キクラゲ、小松菜、鶏肉、ホウレン草、うずらたまご
・また空豆、イモ類、クルミなどで気を補いましょう
◎おすすめのアロマ
クラリセージ、ネロリ、ゼラニウム、ジャスミン、ローズ、
スパイクナード、カモミール、サンダルウッド、パルマローザ、ベチパー
◎おすすめの漢方薬
婦宝当帰膠、十全大補湯、帰脾湯など
★★ 生活習慣を見直して、 身体を根本から整えましょう★★
生理のタイプによって中心となる養生法はありますが、ここでは生理痛をやわらげる基本の養生をご紹介しましょう。
☆生理前:なるべくストレスを溜めないように。
睡眠をたっぷり取ることも大切です。
☆生理中:生理は、プチ出産だと考えましょう。
生理中の養生が1ヵ月の体調を左右します。
生理中は身体を冷やさないよう、食事や飲み物、服装などに気を配りましょう。
☆生理後:滋養のある物、特に血を補う食事を。
鶏のスープは身体も温まるのでおすすめです。
その他、 普段気付いたときに、女性の健康に関わるツボ「三陰交」(足の内くるぶしの一番高いところから指4本分上) を指圧するようにしましょう。
体質別のアロマを浴槽に入れて、ゆっくりと温まりましょう。
現代の便利な生活では、冷房で身体が冷える環境も多く、運動をする機会も少ないため陽気も不足しがちです。
食事も油っこいものが増え、血流が悪くなる心配も。
こうした生活習慣を見直すことも、生理痛の改善につながります。
生理の時だけでなく、 女性の身体を根本から整えることにもつながるので普段の暮らしの中でぜひ意識してみてください(*^_^*)
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